実際に安定感を高めた方法。

実際に安定感を高めた方法。

前回、なぜ安定感を武器に選んだか
という理由を書きました。

そして実際に安定感を武器に
これまでプロ入り出来なかった僕が
「服部にしかできない投球」
と周りに思わせることができ
ドラフト1巡目でプロ入り出来ました。

では今日は、どうやって
安定感を自分の武器にすることができたのか。
1巡目の評価を得るほどの武器になったのか。

これについて書いていきます。

本来の姿

まずは僕のこれまでの安定感ですが
小学校6年生で投手を始めてから
社会人2年目まで
お世辞でも安定感が高いと言えるものではなかったでしょう。
小学校の頃はコントロールが悪く
自滅するタイプでした。

中学からは調子の波がはっきりしていて
いい時はいい!
悪い時は最悪!

って感じでしたね。
まぁ、選手層が薄いチームでしたので
それでもピッチャーとして
レギュラーで試合出場することが
できていました。

いい時はいい・悪い時は最悪
というスタイルは長く続きましたね。
社会人2年目までそんな感じでした。
高校の時なんかは
夏の予選前は絶好調
ほぼ点を取られていなかったのに
大会入ってみると全然ダメ
高校最後の大会は
0-10
のコールド負けでした。
もちろん僕が10失点しましたよ。

「このチームは勝つときは服部で勝つが、負ける時も服部で負ける」

最後の試合が終わった後に監督にかけてもらった
この言葉が僕の調子の波の激しさを
物語ってますよね。

大学の時もいきなり調子悪くなったり、
いきなり連続完封したり。
今思えばめちゃくちゃでしたね。
なんて使いづらいピッチャーなんだろう。

社会人1年目は投げれば打たれるってかんじだったし
2年目に入ってからは
めっちゃ調子いいって日でも
5回6回あたりに
いきなり5点とか取られたりしてたし
投げてみないと分からないピッチャー。

不安定極まりないですね(笑)
文字にして書いていたら
なんてヘボいピッチャーなんでしょう(笑)

まぁ、僕の本来の姿はこんな感じですよ。

ここから社会人3年目のシーズンに
大きな変貌をとげるのです。
球速・コントロール・球種が
全く何も変わらずに
調子の波が少なくなり
安定感が高まります。

実際何をしたのか

やったことはただ一つです。

『自分のコントロール出来ることだけに集中する』

これだけです。
逆を言えば、自分のコントロール出来ないことは
考えてもしょうがないので考えない。
コントロール出来ないことを考えること
ストレスをかかえるだけで
自分を乱す要因になるからです。
ですから「やらない」ことを決めるだけでも
「やること」だけに集中しやすい環境に近づきます。

では自分のコントロール出来ることと
コントロール出来ないことって
なんなのか?

いくつか例を書きましょう。

【キャッチャーに向かって今できる全力の最高の球を投げ込む】

これは、自分でコントロール出来ますよね。
最高の球になるかどうかは
投げてみないと分かりませんが
最高の球になるように
全力で投げ込むことは出来ます。

【絶対にバッターを打ち取る】

これは、自分でコントロール出来ませんよね。
バッターを打ち取るかどうかは
相手がいますから
いい球を投げても打たれる時もあれば
失投でも打ち取る時もあります。
つまり自分だけでどうにかなる
ということではないです。

【結果】

これも自分でコントロール出来ません。
相手との勝負によって左右されるものであって
自分一人の力ではコントロール出来ないからです。
結果は、やれることをやった後についてくるもの。

整理すると

つまり、自分一人で出来るかどうかということです。
自分一人で出来ることだけに集中するのです。
これだけを徹底的に意識してやりました。
やり続けました。
これだけで安定感が上がるのかよって
感じる人がいるかもしれませんが
確実に上がります。
僕自身で実証済みです。
社会人2年目までと3年目とで
変えたことは本当にこれだけです。
徹底的に意識づけて、やり続けた結果
3年目に成績が圧倒的に上がりました。

これはスポーツメンタルトレーニングを
専門にされている、若山さんという方が
トヨタ自動車野球部に対して
講義をしてくれて
その講義終了後、個別に相談に行き
助言いただいた内容です。
その助言の中には
その思考を試合でより強く意識付けるために
ルーティーンが効果的ということもありました。
もちろん取り入れましたよ。
プロに行きたくて藁にもすがりたい思いですから(笑)

ルーティーンとは
イチロー選手が打席に入る時にやる
「いつも通りのお決まりの動作」
ですね。
別にあの動きをしたからといって
パワーアップするわけじゃないですよ(笑)

自分のコントロール出来ることだけに集中する

取り入れてみてください。
簡単なようで難しいですよ~(笑)
実際取り入れてみると、
頭では分かっているけど、
結果ばっかり考えてしまったり
コントロール出来ないことに対して
一生懸命考えてたりすることに気が付きますよ。

継続してやり続けると効果を実感できますから。
この思考を手に入れたら
野球はもちろんのこと
生きてくうえで
とっても役に立ちますよ。
僕は今もこの思考
とっても役に立ってます。

文章で書くとこんな感じですかね。
今日の内容分かりましたか?
この内容は

【普通の野球少年がどうやってドラフト1位になったのか】

という僕がやっている講演でも、喋ってる内容です。
この内容に興味ある方は是非聞きに来てくださいね~。

次回はどういう意味で
ルーティーンを取り入れたのか
ということと
その効果について具体的に書きますね。

それでは今日はここまで。

<感想や質問をお待ちしております>

~普通の野球少年がどうやってドラフト1位になったのか~ 講演

次回の開催は、
8/17(土)講演15:00~17:00 懇親会17:00~19:00
8/28(水)講演19:30~21:30

【参加希望の方はコチラからメッセージをお送りください】

最後に

自分の力が出せるか出せないか
要はそれだけなのです。
そのためになにをしたらいいのか
考えるということですよ。

服部 泰卓 (はっとり やすたか)

株式会社ミヤシタ
東京都渋谷区初台2-23-5-303
TEL:080-7798-8852
LINE:ninnin0910
MAIL:yh09100910@gmail.com

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